江口圭一
( えぐち・けいいち )江口 圭一(えぐち・けいいち):1932-2003年。名古屋市生まれ。歴史学者。京都大学文学部史学科を卒業ののち、同大学大学院文学研究科にて日本近現代史を専攻。京都大学文学博士。愛知大学名誉教授。主な著書に、『日本帝国主義史論??満州事麥前後』(青木書店)、『都市小ブルジョア運動史の研究』(未來社)、『十五年戦争研究史論』『まぐれの日本近現代史研究』(いずれも校倉書房)などがある。
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戦争は、誰によっておこされ、どのように展開したか 。本書では、1931年の柳条湖事件の謀略に始まり、45年ポツダム宣言受諾と降伏文書調印によって終わった一連の戦争を「十五年戦争」と呼び、その曲折に満ちた過程と全体像を克明に描く。アジア覇権主義を掲げる日本軍部と対米英協調路線の宮中グループとのせめぎ合い、マスコミの報道によって国内で急速に高まる排外主義、アジア太平洋戦争へと向かう御前会議のありよう……。満州事変、華北分離、日中戦争、アジア太平洋戦争で構成される各部には年表、関係地図を付し、制度や組織の変遷、人事の系統図なども適宜配した。長年読み継がれてきた画期的通史。 解説 加藤陽子
1 満州事変
大日本帝国
第十五年戦争の発端
戦線の拡大
上海事変と満州国
排外主義と軍国主義
国際連盟脱退と熱河・河北省侵攻
2 華北分離
非常時
満州帝国
華北分離工作
準戦時体制
3 日中戦争
日中戦争の全面化
日中戦争の行き詰り
東亜新秩序と第二次世界大戦
日独伊三国連盟
日米交渉
対米英蘭戦の決定
4 アジア太平洋戦争
開戦と緒戦の勝利
連合国軍の反攻
大東亜共栄圏
中国・満州・朝鮮・台湾
日本ファシズム
戦線の崩壊
ポツダム宣言と原爆投下
降伏
おわりに 十五年戦争の加害・被害・責任
注
主要参考文献
第一版へのあとがき
新版へのあとがき
解説 日本と中国の過去と未来を考えるための通史(加藤陽子)
人名・事項索引
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