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ちくま学芸文庫

スパイス戦争

——大航海時代の冒険者たち

大航海時代のインドネシア、バンダ諸島。欧州では黄金より高価な香辛料ナツメグを巡り、英・蘭の男たちが血みどろの戦いを繰り広げる。解説 松園伸

定価

1,650

(10%税込)
ISBN

978-4-480-51113-3

Cコード

0120

整理番号

-27-1

2022/04/07

判型

文庫判

ページ数

464

解説

内容紹介

莫大な富を求め、命を賭して未踏の地へ向かった大航海時代。なかでも東南アジア島嶼部バンダ諸島を産地としていた香辛料ナツメグは黄金を凌ぐ価格で取引されるようになり、島の覇権をめぐってオランダとイギリスが凄惨な争いを繰り広げることになる。イギリス東インド会社の船長コートホープはバンダ諸島のなかでも暗礁に囲まれたルン島に上陸、島民を懐柔してオランダ勢と闘うも謀略の果てに殺される。しかし、イギリスはルン島と引き換えに、地球の反対側の島――アメリカ・マンハッタン島を手に入れることになったのだった。航海日誌や書簡類など膨大な史料を渉猟しつつ描く歴史ノンフィクション。 解説 松園伸

目次

北の海のつむじ風
何という不健康な気候
音楽と踊るおとめ
ライオンの爪にかけられ
「提督、謀られました」
洋上の叛乱
食人種の国
セント・ジョージ旗
紳士の争い
血染めの旗を掲げて
火責め、水責めの裁き
取引成立

著作者プロフィール

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