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ちくまプリマー新書

意識の不思議

意識はどこにあるのか? 私たちは機械の中で生き続けられるのか?

意識はどこにあるのか? 意識はどのように発生するのか? そのメカニズムから意識を機械に移植するという脳神経科学の最先端の研究までをわかりやすく解説。

定価

990

(10%税込)
ISBN

978-4-480-68524-7

Cコード

0240

整理番号

494

2025/06/09

判型

新書判

ページ数

176

解説

内容紹介

意識はどこにあるのか?
私たちは機械の中で生き続けられるのか??
壮大な研究に挑む。

私たちの身体や脳は電気仕掛けで動いている。では、私たちが感じているこの「意識」はいかに生じるのか? 意識の発生するメカニズムから、意識を機械に移植するという脳神経科学の最先端までを分かりやすく解説。

脳はただの物質で、脳で行われているのは単なる電気信号の伝達だ。なのに、私たちは、何かが見えていると感じたり、リンゴは赤いなぁと感じたりする。脳のどこで何をどのように感じているのだろう? 電気信号がある時に意識となるのなら、機械にも置き換えられるのだろうか? 意識が湧くその仕組みが分かってくると理論的には脳と機械を繋いで意識をアップロードすることも可能になるかもしれない。

目次

第一章 意識について三つの不思議
第二章 脳を研究する方法
第三章 脳と機械はどう違うのか
第四章 機械脳の作り方
第五章 機械の中の意識を確かめる
第六章 意識を機械にアップロードする
第七章 デジタル世界で生きる未来

著作者プロフィール

渡辺正峰

( わたなべ・まさたか )

渡辺 正峰(わたなべ・まさたか):1970年千葉県生まれ。1993年東京大学工学部卒業、98年東京大学大学院工学系研究科博士課程修了。99年から2001年にかけて東京大学大学院工学系研究科部助手、2001年から同助教授、カリフォルニア工科大学留学や独国マックスプランク研究所客員研究員などを経て、現在は、東京大学大学院工学系研究科准教授。専門は神経科学。著書に『脳の意識 機械の意識 脳神経科学の挑戦』(中公新書)、『意識の脳科学 「デジタル不老不死」の扉を開く』(講談社新書)、信原幸弘氏との共著に『意識はどこからやってくるのか』(ハヤカワ新書)など。

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