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ちくまプリマー新書

読み書きのない世界

——無文字社会の文化を知る七章

「無文字社会」の暮らしを知る

文字がない生活って? 契約書がないのに取り引きできるの? 七つの疑問に答えながら「無文字社会」の経済や法律、口頭伝承等の文化について易しく解説します。

定価

990

(10%税込)
ISBN

978-4-480-68545-2

Cコード

0239

整理番号

513

2026/01/06

判型

新書判

ページ数

192

解説

内容紹介

◆中川裕氏(アイヌ語研究者/『ゴールデンカムイ』 監修者)推薦!
無文字社会は「遅れた社会」ではない。その豊かな世界を紹介する一冊。

◆「無文字社会」の暮らしを知る
・文字がないってどんな生活?
・契約書がないのに取り引きできるの?
・無文字社会にはどんな娯楽があったの?
そんな7つの疑問に答えながら「無文字社会」の経済や法律、歴史や宗教、口頭伝承等の文化について易しく解説します。

◆著者からのメッセージ
本書を読めば、私たち現代人が無文字社会から学ぶことがたくさんあることに気づくでしょう。現代社会は実に様々な問題を抱えています。その問題を解決するためのヒントが無文字社会に隠されています。無文字社会に生きた人々があなたに大切なことを教えてくれるはずです。さあ、それを探しに行きましょう。(本書「はじめに」より)

目次

第一章 無文字社会にお金はありましたか?
第二章 無文字社会に法律はありましたか?
第三章 無文字社会にはどんな娯楽がありましたか?
第四章 無文字社会の歴史を知る方法は?
第五章 無文字社会に宗教はありましたか?
第六章 無文字社会にメディアはありましたか?
第七章 今でも無文字社会は残っていますか?

著作者プロフィール

山下宗久

( やました・むねひさ )

山下 宗久(やました・むねひさ):1964年、大阪市生まれ。シベリア少数民族文化研究者、和光大学表現学部非常勤講師、ロシア語通訳翻訳者。東京外国語大学外国語学部ロシア語学科卒業。早稲田大学大学院文学研究科ロシア文学専攻(修士課程)修了。千葉大学大学院社会文化科学研究科(博士課程)単位取得退学。サハ国立大学(現在の北東連邦大学)外国語学部准教授、慶應義塾大学・千葉大学非常勤講師を経て現職。2006年、サハ共和国勲章「民間功労者」を受章。主な著作に「サハ人」(小松久男編者代表『中央ユーラシア文化事典』、丸善出版、2023年)、「シベリアのテュルク系諸民族」(永山ゆかり、吉田睦編『アジアとしてのシベリア―ロシアの中のシベリア先住民世界』、勉誠出版、2018年)等がある。

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