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ちくまプリマー新書

古代から来た未来人 折口信夫

定価

770

(10%税込)
ISBN

978-4-480-68784-5

Cコード

0239

整理番号

082

2008/05/07

判型

新書判

ページ数

144

解説

内容紹介

古代を実感することを通して、日本人の心の奥底を開示した稀有な思想家折口信夫。若い頃から彼の文章に惹かれてきた著者が、その未来的な思想を鮮やかに描き出す。

目次

序文 奇跡のような学問
第1章 「古代人」の心を知る
第2章 「まれびと」の発見
第3章 芸能史という宝物庫
第4章 未来で待つ人
第5章 大いなる転回
第6章 心の未来のための設計図

著作者プロフィール

中沢新一

( なかざわ・しんいち )

中沢 新一(なかざわ・しんいち):1950年山梨県生まれ。思想家・人類学者。沖縄・奄美諸島の調査を経て、インド・ネパールでチベット仏教を学ぶ。帰国後、人類の思考全般を視野に入れた新しい知のあり方を提唱し、人類学のみならず、歴史、哲学、民俗学、経済学、自然科学などの分野にまたがる広汎な研究に従事する。中央大学教授、多摩美術大学芸術人類学研究所所長、明治大学野生の科学研究所所長などを歴任。現在は京都大学人と社会の未来研究院特任教授、秋田公立美術大学客員教授を兼任。主な著書に、『カイエ・ソバージュ』(1~5巻)、『アースダイバー』、『精霊の王』、『悪党的思考』がある。

この本への感想

 折口が、これからの「神道」の在り方を「超宗教」と捉えていたという論点が新しいと思いました。しかし、折口が目指していたとするものが、本書では「まっすぐな生命」とか「魂」とか、ひろく使われる平易な言葉で表現されているだけに、かえって曖昧で理解しにくいと感じました。宗教を超えた宗教の概念を、中沢氏がより斬新な、実感を伴った表現でさらに展開されることを期待します。

山 美喜子

さん
update: 2008/05/14

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