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定価

858

(10%税込)
ISBN

978-4-480-68857-6

Cコード

0245

整理番号

155

2011/03/07

判型

新書判

ページ数

192

解説

内容紹介

生息するプランクトンの種類や数で湖を観察すると、タフで豊かな生態系のようすが見えてくる。自然環境について、手前勝手な思い込みは捨てよう。人類が生き残るための、目からウロコの生態系論。

目次

序章 生態系ということばの誤解を解く(生態系ということば
生き物の体をつくっている物質 ほか)
第1章 プランクトンから生態系を学ぶ(湖の生態系
湖と森林の生態系の違い ほか)
第2章 生態系の中の生き物たち(湖での生態系研究が有効な理由
小さなゾウミジンコはなぜ増える? ほか)
第3章 生物多様性を考える(トキの保護・放鳥は何をもたらすか
トキには棲みにくい場所になった ほか)
第4章 生態系のバランスを考える(外来種と漁業
アユの放流は許されるのに ほか)

著作者プロフィール

花里孝幸

( はなざと・たかゆき )

1957年千葉県生まれ。千葉大学理学部卒業。国立環境研究所研究員を経て、現在信州大学山岳科学総合研究所教授。理学博士。専門は、陸水生態学。とくに湖沼の動物プランクトンの生態研究が中心。著書に『ミジンコ先生の水環境ゼミ』(地人書館)、『ミジンコはすごい!』(岩波ジュニア新書)、『ネッシーに学ぶ生態系』(岩波書店)、『自然はそんなにヤワじゃない』(新潮選書)などがある。

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