池上英洋
( いけがみ・ひでひろ )池上 英洋(いけがみ・ひでひろ):1967年、広島県生まれ。東京藝術大学卒業、同大学院修士課程修了。現在、東京造形大学教授。専門はイタリア・ルネサンスを中心とする西洋美術史・文化史。『レオナルド・ダ・ヴィンチ――生涯と芸術のすべて』(筑摩書房)で第4回フォスコ・マライーニ賞を受賞。『西洋美術史入門』(プリマー新書)、『西洋美術史入門〈実践編〉』(プリマー新書)、『パリ 華の都の物語』(ちくま新書)など著書多数。
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美術品の「物理的側面」と「精神的側面」を鑑賞しその社会性を読み解く、これが美術史の実践です。本書ではエジプト美術から現代絵画まで多くの実践例を紹介。前著『西洋美術史入門』から、もう一歩奥の世界へ誘います。
第1章 ひとつの作品をじっくりと読んでみよう(サンティニャーツィオ教会の天井画
四つの大陸のイメージ ほか)
第2章 美術作品の何を見るか―一次調査と「主題と社会」(美術作品とはなにか
「いつ、どこで、誰が」 ほか)
第3章 さまざまな視点―美術品と社会の関わりをみる実践例から(比較からわかること―ツタンカーメンとネフェルティティ
絵画はどのように見られたか―鑑賞方法が生み出す違い ほか)
第4章 まとめ―より深い鑑賞のために(一枚の絵を前にして、何をすべきか
推薦文献と参考資料)
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