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定価

1,540

(10%税込)
ISBN

978-4-480-80395-5

Cコード

0093

整理番号

2006/03/06

判型

四六判

ページ数

112

解説

内容紹介

読書をめぐる小さな絵物語集。喜怒哀楽24本入り。

目次

夜行列車にて
背中の声
読者への回復
灯台にて
虎の巻
待ち時間
地上の教え
何ひとつ変わらない空
居残り日録
眠くない
かならず
影の休日
寝静まったあとに
話の行き先
寝耳に水
ひとり
背中合わせ
とにかく
海へ
稀有な才能
日曜日の終わりに
暗転
時間を買う
恋と発見

著作者プロフィール

吉田篤弘

( よしだ・あつひろ )

1962年東京生まれ。主な著作に『つむじ風食堂の夜』『針がとぶ Goodbye Porkpie Hat』『百鼠』『空ばかり見ていた』『78ナナハチ』『小さな男*静かな声』『それからはスープのことばかり考えて暮らした』『圏外へ』『パロール・ジュレと紙屑の都』『水晶萬年筆』『モナ・リザの背中』『電氣ホテル』『ソラシド』『レインコートを着た犬』などがある。小説を執筆するかたわら、クラフト・エヴィング商會名義による著作と装幀の仕事も行なっている。

フジモトマサル

( ふじもと・まさる )

1968年生まれ。イラストレーター・漫画家・回文作家。著書に『ウール100%』『今日はなぞなぞの日』『長めのいい部屋』『いきもののすべて』など。挿画を手がけた作品に『にょっ記』(穂村弘)、『聖なる怠け者の冒険』(森見登美彦)、『村上さんのところ』(村上春樹)などがある。2015年死去。

この本への感想

吉田篤弘氏の著作はほとんど目を通しております。“という、はなし”はタイトルからはおしはかれない意外性と、やすらぎが読後、もたらされます。それは何度、読んでも新鮮な(ささやかではあるけれど)感動を運んできます。そう、“ささやか”であることが重要なんです。氏の描く世界はいつも身近でささやかな、目立たない人、物、事から始まり、くるりと転回して意外な感動を運んでくれるのです。

(54歳・女性・パート)

さん
update: 2007/03/23

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