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単行本

この春、とうに死んでるあなたを探して

理屈っぽく無愛想な矢口と天真爛漫なイケメン小日向。23年ぶりに再会した二人は恩師の不可解な死の真相を探り始める。読後、爽やかな感動をもたらすミステリ。

定価

1,430

(10%税込)
ISBN

978-4-480-80479-2

Cコード

0093

整理番号

2018/03/27

判型

四六判

ページ数

304

解説

内容紹介

矢口弼は38歳、元税理士。離婚を経験して仕事にも疲れた矢口は、中学時代を過ごした南森町にひとりきりで戻る。新しい住まいは、かつての同級生・小日向の営む喫茶店「レインフォレスト」の上階。外見は変わっても中身は子どものままに騒々しい小日向に矢口は面食らいながらも、少しずつ雨森町になじんでいく。そんなふたりにもたらされる恩師の死をめぐる謎。先生の死は事故なのか?あるいは、生徒からのいじめを苦にした自殺?23年前の真実を求めて、矢口と小日向は元クラスメイトを訪ねるが―。失くしたものも、ふたりでなら見つけられる。喪

著作者プロフィール

榎田ユウリ

( えだ・ゆうり )

小説家。榎田尤利名義でBLジャンルでデビュー。近年は活躍の場を一般文芸に広げ活動中。著作は100冊を超える。主な著書に<妖キ(王に奇)庵夜話>シリーズ(角川文庫)、<魚住くん>シリーズ(角川文庫)、『ここで死神から残念なお知らせです』(新潮文庫nex)

この本への感想

この春読みました‼ テンポがよくすらすら読めました。
死がテーマなので重いかなと思いましたがグッと引き込まれる話でした。

えだまめ

さん
update: 2018/04/25
著作、とても心にきました。
読み始めて主要な登場人物が揃った頃に、先生の死の謎……

もうぐんぐん引き込まれて、寝る前に少し……と途中までのはずが徹夜してしまいました(;・∀・)
傍にある「死」と「愛」について。
それぞれの存在。それぞれにとっての大切な人達。
色んなものを抱えながら、再会して中学生に一瞬にして戻ってしまう面々が羨ましかったです。



marilyn

さん
update: 2018/04/10

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