串田孫一
( くしだ・まごいち )1915―2005年。哲学者、詩人、エッセイスト。東京生まれ。東京帝国大学哲学科卒業。上智大学、東京外国語大学などで教鞭をとる。「歴程」同人。1958年、山の文芸・芸術誌「アルプ」を創刊し、,83年終刊まで編集責任者を務める。『山のパンセ』実業之日本社、『ギリシア神話』筑摩書房、『串田孫一随想集』全6巻、立風書房、『串田孫一集』全8巻、筑摩書房など、著書多数。
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生きた思索と透徹した姿勢に貫かれた人生哲学から、考えることの愉しさをあますところなく繰り広げる最新エッセイ集。
1 飛び損ねた天狗
2 自分を欺く門
3 一本の螺子
4 奇蹟を欲しがる祈り
5 己惚鏡
6 言葉に換えた素振
7 新奇な思考の試み
8 芽生えない噂の種
9 逢う魔が時
10 神への賄賂
11 恋忘れ貝
12 彼が私になる時
13 可憐な守護神
14 手先の知恵
15 外面如菩薩
16 転把の遊び
17 悲哀の沈澱
18 隠れる者の咳払い
19 乳白色の胆
20 差愧の笑い
21 美しい身の熟し
22 精神的宦官
23 鶩に類す
24 無言の行
25 楽屋裏
26 花壇と井戸端の歌
27 裏返しの字
28 食卓を囲む談笑
29 夢合早占
30 着地の難しさ
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