谷川俊太郎
( たにかわ・しゅんたろう )谷川 俊太郎(たにかわ・しゅんたろう):1931年生れ。詩人、翻訳家、絵本作家、脚本家。1952年に詩集『二十億光年の孤独』でデビュー。詩集のほか絵本・童話など子どもから楽しめる作品も多く、著書は多岐にわたる。「ピーナッツ(スヌーピー)」の翻訳でも名高く、いっぽうでコマーシャルのコピーをてがけるなど、その活動は非常に幅広い。代表作は『二十億光年の孤独』。いまや日本の詩人と言えば第一に名前が挙がる。2024年11月13日、92歳で永眠。
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単行本初収録の詩やエッセー、亡き人たちへの追憶、パロディ、
若き日の戯曲、 そして自伝風の読む年譜。
欲ばりで楽しいヴァラエティブック。
【収録作品】
●エッセー・コレクション
子どもの歌の歴史を語る名エッセーなど初収録の11篇
●懐かしい人たち
寺山修司、武満徹から大岡信、和田誠まで(追悼詩も多数収録)
●戯文五つと戯詩ひとつ
ビートルズから夏目漱石まで。愉しいパロディ6篇
●戯曲 お芝居はおしまい
29歳の若き詩人が書いた喜劇三幕の長篇戯曲を初収録
●小詩集
石牟礼道子さんとの「空想の対詩」のほか、多彩な作風の詩集未収録19作
●自伝風の読む年譜
自身の文章の他に、書評、インタビュー、新聞記事も多数収録
【目次】
エッセー・コレクション
私とことば
二つの詩から
私の十七歳
詩と時間
一粒の砂に
昨日読んだ文庫
子どもの読みもの
朝の寝床から
私の「童謡」
「みんなのうた」
かりんとをかじりながら
懐かしい人たち
平塚綾子 思い出の本
室生犀星 犀星さんからの葉書
三好達治 三好さん/詩「空のなぎさ」/三好達治さんの三冊/「冬の日」/詩「冬の日」
中勘助 愛の人・中さん
寺山修司 何度でも会える/透明人間になって/詩「五月に」/詩「寺山修司への七〇行」
堀内誠一 カルバドスの香り/詩「幽霊」
永瀬清子 ひとりの日本の女/詩「永瀬清子さんのちゃぶだい」
武満徹 希望という言葉/詩「音の河」
茨木のり子 初々しさ/詩「いなくならない」
河合隼雄 おはな「し」/詩「かわいのいわい」/詩「来てくれる」
吉野弘 いないのに居る/詩「人間吉野と詩人吉野」
まど・みちお 私のまどさんファイル/詩「まどさんね……」
大岡信 大岡の知/詩「大岡信を送る」/詩「微醺をおびて」
和田誠 終始一貫和田誠/詩「Natural」
辻征夫 辻さんの言葉を頼りに
戯文五つと戯詩ひとつ
YELLOW SUBMARINE
内蔵されたことば
春を待つ手紙
死して首相は愚痴を残す
1対1
牛の涎
戯曲 お芝居はおしまい 喜劇三幕
お芝居はおしまい
自作について
小詩集
石牟礼道で石蹴り
読むこと
アトムの今
新聞はコトバだ
朝日とともに
私語
今朝
当たり前
雑誌考
身籠る
初夏のハムレット
ごめんね
朝
ごはんが食べたい
えほんのくに
えほんのふるさと
至福
数小節
サティ風の気晴らし
自伝風の読む年譜 一九三一年~二〇二五年
自伝風の読む年譜
編集後記
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