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単行本

戦場体験者 沈黙の記録

日本の敗戦から70年。戦争体験者が減るなかで、実際の戦場を体験した人々が、戦後社会をどう生き、悲惨な体験をどう伝えようとしたのか、その実像に迫る。

定価

2,090

(10%税込)
ISBN

978-4-480-81842-3

Cコード

0095

整理番号

2015/07/23

判型

四六判

ページ数

256

解説

内容紹介

この国の310万人余が死んだ。生きのびた人たちの痛みとは。40年間におよぶ聞取り・史料調査の集大成!40数年間に延べ4000人から聞取り調査を行なってきた昭和史の探究者が、戦後70年の節目に渾身の力を込めて!

目次

第1章 『きけわだつみのこえ』と戦後社会
第2章 日中戦争の実態を伝える
第3章 元戦犯たちの苦悩
第4章 軍隊と性の病理
第5章 衛生兵の見た南方戦線
第6章 個人が残した記録
補章 兵士の戦場体験をいかに聞くか

著作者プロフィール

保阪正康

( ほさか・まさやす )

1939年、北海道生まれ。同志社大学文学部卒業。日本近代史、とくに昭和史の実証的研究を志し、歴史の中に埋もれた事件・人物のルポルタージュを心がける。個人誌「昭和史講座」を中心とする一連の昭和史研究で菊池寛賞を受賞。著書に『戦場体験者 沈黙の記録』(筑摩書房)、『東條英機と天皇の時代』(ちくま文庫)、『若い人に語る戦争と日本人』(ちくまプリマー新書)、『農村青年社事件』『帝国軍人の弁明』(以上、筑摩選書)、『昭和史七つの謎(★正字)』(講談社文庫)、『ナショナリズムの昭和』(幻戯書房)など多数がある。

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