物語のウロボロス

物語の死を体現した三島の自決に呪縛される現代文学の突破口を、ミステリを含めた幻想文学に見出す長篇評論。夢野、足穂、大江、村上春樹等十人を論ずる。

物語のウロボロス
  • シリーズ:単行本
  • 2,090円(税込)
  • Cコード:0044
  • 整理番号:
  • 刊行日: 1988/05/25
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:四六判
  • ページ数:300
  • ISBN:4-480-82245-3
  • JANコード:9784480822451

この本の目次

序章 物語あるいは自壊する形式―大江健三郎
第1章 観念と循環する意識―夢野久作
第2章 顕現する象徴とその消滅―久生十蘭
第3章 密室という外部装置―江戸川乱歩
第4章 物語の迷宮・迷宮の物語―小栗虫太郎
第5章 完全犯罪としての作品―中井英夫
第6章 伝奇と壊れた物語―国枝史郎
第7章 欲望と不可視の権力―半村良
第8章 世紀末都市と超越感覚―稲垣足穂
第9章 都市感覚という隠蔽―村上春樹

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