走る女 ─歌謡の中世から

若く美しい僧を追う女は、〈走る〉ために、なぜ蛇に変身しなければならなかったのか。表現の中の〈女〉像をたどりつつ、時代と文学の多彩な全容を浮彫りにする力篇。

走る女 ─歌謡の中世から
  • シリーズ:単行本
  • 4,057円(税込)
  • Cコード:1095
  • 整理番号:
  • 刊行日: 1992/02/10
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:A5判
  • ページ数:312
  • ISBN:4-480-82294-1
  • JANコード:9784480822949

この本の内容

若く美しい僧を追う女は、〈走る〉ために、なぜ蛇に変身しなければならなかったのか―。歴史の転形期に登場した多彩な表現の世界に、遠い古代の記憶はどのようによみがえり、どのような独自性が生み出されたのか。造形されたイメージとしての〈女〉をたどり、職人たちの歌声に耳をすましつつ、時代と表現のダイナミックな全容を浮き彫りにする力篇。

この本の目次

走る女
女物狂
呪咀の歌
人待つ女
ふたたび、人待つ女
糸を繰る女
鵜飼の嘆き
〈市〉の呼び声
遊女の祈り
〈鳴子〉の歌
若菜の歌
〈柴垣〉の歌
もうひとつの「柴垣」

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