工藤美代子
( くどう・みよこ )1950年、東京生まれ。チェコスロバキアのカレル大学に留学後、カナダのコロンビア・カレッジを卒業する。93年帰国。『工藤写真館の昭和』(講談社文庫)で講談社ノンフィクション賞を受賞する。主な著書に『スパイと言われた外交官 ハーバート・ノーマンの生涯』(ちくま文庫)のほか、『海燃ゆ 山本五十六の生涯』(講談社)、『われ巣鴨に出頭せず 近衛文麿と天皇』『快楽』(いずれも中公文庫)、『赫奕たる反骨 吉田茂』(日本経済新聞出版社)など多数ある。
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十代のころからじかに接し、その寂しい声を胸に刻んできた著者が詩人の作品と歩みのあとをたどって、大いなる孤独の根をさぐる異色の評伝。
「美しいものを…」
小千谷の町
少年のころ
西洋の風
絵描きへの道
試行錯誤
語学狂
ペイターとフローベル
療養
予科教員のころ
渡英
ジョン・コリア
マージョリー・ピッドルとの恋
“鼈甲のやうな夏”
大きな目的
『馥郁タル火夫ヨ』
別れ
『Ambarvalia』
冬の時代
『旅人かへらず』
名誉欲
ノーベル賞候補
晩年のマージョリー
終焉
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