辻邦生
( つじ・くにお )辻邦生(つじ・くにお):1925-99 小説家・フランス文学者。西洋美術や古典文化に深く通じ、『背教者ユリアヌス』『安土往還記』など歴史と思想を融合した文学世界を確立した。明晰な文体と精神性の高い評論でも知られる。
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辻文学の認識の到達点を示す遺著。1994~95年発表の文章を全面的に改稿したまま著者の死によって未完に終わった注目のリルケ論。『マルテの手記』から『ドウィノの悲歌』に登高する詩人の厳しい探求を、作品の具体的分析を通じて明らかにして、著者自身の認識の高みに至る誠実な歩み。
1 変容すること
2 “固有の死”を失うこと
3 物語が崩壊するとき
4 セザンヌからの死
5 “愛する女”の肖像
6 夢のなかの部屋
7 天使のプロフィール
8 天使の現われる場所
9 委託を果す者
10 遠ざかる死者たち
11 見ることの果て
12 大戦のなかの孤独な島
13 “開かれた空間”の声
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