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単行本

新哲学対話

——ソクラテスならどう考える?

よい・悪いに客観的な基準はあるか? 人工知能と人間は本当に違うのか――ソクラテスと古代の偉人たちが甦り、永遠不滅の哲学的超難問を徹底討論!

定価

2,530

(10%税込)
ISBN

978-4-480-84314-2

Cコード

0010

整理番号

2017/11/09

判型

四六判

ページ数

320

解説

内容紹介

「よい/悪い」に客観的な基準はあるか?人工知能は人間と同じように思考することができるのか?言葉の「意味」とはいったい何か?「知っている」とはどういうことか?そのための条件が不可避的にはらむパラドックスとは―「価値」「人工知能」「意味」「知識」をめぐる問いは現代哲学の超難問だ。もしも、ソクラテスとその素晴らしい仲間たちが今に甦って、こうした問いをめぐり侃侃諤諤議論を始めたら、どのような「対話篇」が生まれるだろうか。甦った古代の賢人たちが哲学的難問をめぐり繰り広げる知の饗宴。

目次

序 台所の言葉で語る哲学
アガトン―あるいは嗜好と価値について(アポロドロスの話
議論のはじまり ほか)
ケベス―あるいはAIの臨界(発端
ソクラテス登場 ほか)
意味と経験―テアイテトス異稿(言葉の理解のために必要な経験とは何か
意味は経験できるか ほか)
偽テアイテトス―あるいは知識のパラドックス(「この文が真であることをだれも知らない」
「自己言及」が問題ではないし、また、それを避けることもできない ほか)

著作者プロフィール

飯田隆

( いいだ・たかし )

飯田 隆(いいだ・たかし) 1948年北海道生まれ。主に言語と論理にかかわる問題を扱ってきた哲学者。東京大学大学院人文科学研究科博士課程退学。熊本大学、千葉大学、慶應義塾大学、日本大学文理学部で教え、現在は慶應義塾大学名誉教授。科学基礎論学会理事長と日本哲学会会長を務めた。著書に『言語哲学大全』(全4巻、勁草書房)、『ウィトゲンシュタイン――言語の限界』(講談社)、『新哲学対話』(筑摩書房)、『規則と意味のパラドックス』(ちくま学芸文庫)、『日本語と論理』(NHK出版新書)、『分析哲学 これからとこれまで』(勁草書房)、『虹と空の存在論』(ぷねうま舎)など、編著に『ウィトゲンシュタイン以後』(東京大学出版会)、『ウィトゲンシュタイン読本』(法政大学出版局)、『哲学の歴史11――論理・数学・言語』(中央公論新社)など多数。

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