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単行本

記憶は実在するか

——ナラティブの脳科学

関係妄想、誰かの話し声。幻覚も記憶に残る、としたら記憶と幻覚はどうちがうのだろう──。熟練の精神科医が脳・意識・心の織りなす不思議な物語を解きほぐす。

定価

2,750

(10%税込)
ISBN

978-4-480-84329-6

Cコード

0047

整理番号

2023/08/09

判型

四六判

ページ数

304

解説

内容紹介

関係妄想、誰かの話し声。幻覚も記憶に残る、としたら記憶と幻覚はどうちがうのだろう──。熟練の精神科医が脳・意識・心の織りなす不思議な物語を解きほぐす。

目次

1 私たちは記憶をどのようにつくるか(始まり
感覚―記憶の原材料
メイキング・センス
海馬の話
第六の感覚―隠れた皮質
場所の感覚
時間と継続性の経験
ストレス―思い出すことと“忘れること”)
2 記憶は私たちをどのようにつくるか(自己認知―自伝的記憶の始まり
生命の木―樹枝状成長と刈り込み
自己意識
性ホルモンとムクドリ
変わる人生のナラティブ
虚偽か事実か
いちばん古い記憶)

著作者プロフィール

ヴェロニカ・オキーン

( ヴぇろにかおきーん )

ヴェロニカ・オキーン(Veronica O’Keane):ダブリン大学トリニティ・カレッジ教授。30年以上の臨床経験を有する精神科医。うつ病究から幼児期の体験が脳に及ぼす影響まで、幅広く研究論文を出版している。著書に『A Sense of Self: Memory, the Brain, and Who We Are』がある。

渡会圭子

( わたらい・けいこ )

渡会 圭子(わたらい・けいこ):1963年生まれ。翻訳家。上智大学文学部卒業。主な訳書に、スコット・ギャロウェイ『the four GAFA──四騎士が創り変えた世界』(東洋経済新報社)、スティーブン・ブディアンスキー『クルト・ゲーデル──史上最もスキャンダラスな定理を証明した男』(森北出版)、マイケル・ルイス『後悔の経済学──世界を変えた苦い友情』(文藝春秋)、エーリッヒ・フロム『悪について』(ちくま学芸文庫)などがある。

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