二つの戦後 ─権力と知識人    

日露戦争勝利から四十年目が太平洋戦争敗北の年であった。それから四十年、現実に四十年ごとの節目に進行する政治社会の変質と解体を鋭く分析する俊英の論集。

二つの戦後 ─権力と知識人    
  • シリーズ:単行本
  • 1,760円(税込)
  • Cコード:1031
  • 整理番号:
  • 刊行日: 1988/06/17
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:四六判
  • ページ数:256
  • ISBN:4-480-85435-5
  • JANコード:9784480854353

この本の内容

日露戦争勝利の年から四十年目が太平洋戦争敗北の年であった。あれから四十年、もう戦後ではないと言われて久して。この「二つの戦後」の終りが意味するものは何か。端正な文体と緻密な論理に貫かれた政治と社会と知識人をめぐる好エッセイ集。

この本の目次

1 二つの戦後(政治社会の没落
二つの戦後
二つの吉田茂像)
2 知識人の同時代観(日本近代化とハーバート・スペンサー
勝海舟と日清戦争
吉野作造の民本主義
南原先生とその時代
南原繁をめぐる人々
開明的市民の原像
史料との出会い
政治家の日記
史料としての新聞
政治史料としての荷風日記)
3 二つの日本近代批判(田中耕太郎の近代批評
「文明の精神」と「独立」
少数者の思想)

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