インディギルカ号の悲劇 ─1930年代のロシア極東

一九三九年北海道岸でソ連船が座礁、多数の漁民の死者を出した。座礁した船は実は囚人護送船だった。その事実を明らかにし、三〇年代ソ連を照射する意欲作。

インディギルカ号の悲劇 ─1930年代のロシア極東
  • シリーズ:単行本
  • 2,989円(税込)
  • Cコード:0022
  • 整理番号:
  • 刊行日: 1993/03/25
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:四六判
  • ページ数:320
  • ISBN:4-480-85634-X
  • JANコード:9784480856340

この本の内容

1939年12月北海道猿仏村沖合で、漁期を終えた漁夫乗船のソ連船が座礁、多数の死者を出した。が実は、船はオホーツク海の死の船として恐れられた囚人護送船であった。本書は、その囚人護送船の謎からスターリン体制下の強制収容所の実態を探り、1930年代ソ連を照射する壮大な意欲作である。

この本の目次

1 インディギルカ号の謎
2 ダリストロイの成立
3 黄金のコリマ
4 大量抑圧・大量護送
5 臨戦体制下の極東
6 インディギルカ号の悲劇

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