阿部謹也
( あべ・きんや )1935年、東京に生まれる。1963年、一橋大学大学院社会学研究科博士課程修了。小樽商科大学教授、一橋大学教授、一橋大学学長、共立女子大学学長などを歴任。『中世を旅する人びと』『西洋中世の男と女』『中世の星の下で』『自分のなかに歴史をよむ』『ハーメルンの笛吹き男』『「世間」への旅』「阿部謹也著作集」全10巻(以上、筑摩書房)、『「世間」とは何か』(講談社)、『物語 ドイツの歴史』(中央公論新社)、『阿部謹也自伝』(新潮社)など多数の著書がある。2006年9月没。
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ドイツ中世史から出発して西洋世界と日本社会の比較研究にたどり着いた、不世出の歴史家の出会いと思索の軌跡。「石牟礼道子遠望」「網野善彦さんを想う」収録。
1 「世間」の発見(石牟礼道子遠望
金子光晴とヨーロッパの個人の問題
金子光晴と「世間」
懐かしい同胞―鬼海弘雅写真集『や・ちまた』に寄せて ほか)
2 西洋中世から現在へ(異形のものたち
東西の歴史点描
歴史と現代
東と西)
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