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単行本

地霊を訪ねる

——もうひとつの日本近代史

日本近代史の舞台を旅し、その土地に沁み込んだ、今は亡き人々が発する無音の声に耳を傾ける歴史エッセイ。日本をあらためて「知る」、その悦びに満ちた傑作紀行

定価

2,640

(10%税込)
ISBN

978-4-480-85820-7

Cコード

0021

整理番号

2023/01/26

判型

四六判

ページ数

376

解説

内容紹介

もうひとつの日本近代史日本を「知る」、その悦びに満ちた傑作紀行日本近代史の舞台となった土地を旅し、重層的な歴史について思索をめぐらせる歴史エッセイ

目次

まえがき

1 伊那谷から中山道へ出る
2 笛吹川から富士川沿いに身延山へ
3 米沢から福島市を通り半田銀山跡を歩く
4 津山から柵原鉱山、智頭宿をぬけて岩井温泉へ
5 福崎、養父を経て生野銀山へ
6 河北町から北の尾花沢を訪ね山寺へ
7 金銀の島、流謫の島、佐渡の霊気にふれる
8 阿仁・尾去沢・小坂から十和田湖に出て五所川原へ
9 協和町鉱山跡から院内を歩き、湯沢温泉郷で休む
10 日立から水戸、内原を通り袋田温泉へ
11 熊谷から深谷を歩き秩父鉱山へ
12 足利から富井(篠井)鉱山跡を通り白河の関へ
13 登米、栗原から鶯沢の細倉鉱山へ
14 神岡鉱山から白山中宮温泉を経て尾小屋鉱山へ
15 松阪から尾鷲、十津川村、新宮を巡り高野山へ
16 別子銅山を再訪し、西条から市之川鉱山へ
17 安芸高田の神楽を観て、奥出雲のたたら山内を訪ねる
18 陸前高田市から気仙沼、そして鉄都・釜石へ
19 盛岡から八幡平の松尾鉱山跡を見て国見峠へ
20 筑豊三都を巡り、秋月城址へ
21 久留米から三池を訪ね、天草へ
22 苫小牧から夕張・三笠の炭鉱跡を歩き五稜郭へ
23 小諸から小串鉱山、小布施から米子鉱山へ
24 伊豆の鉱山を訪ねる――土肥・大仁・蓮台寺
25 白神山地東の尾太鉱山跡から八甲田山麓へ
26 石見銀山跡を再訪、柿本神社を拝観し津和野へ
27 永野鉱山跡から菱刈鉱山を経て、知覧へ

あとがき

著作者プロフィール

猪木武徳

( いのき・たけのり )

猪木 武徳(いのき・たけのり):1945年生まれ。経済学者。京都大学経済学部卒業。米国マサチューセッツ工科大学大学院修了。大阪大学経済学部長を経て、2002年より国際日本文化研究センター教授。2008年、同所長。日本学術会議会員。2007年から2008年まで、日本経済学会会長も務めた。2012年3月末を以て、日文研所長を退任、同名誉教授。主な著書に、『経済思想』(岩波書店、1987年、サントリー学芸賞、日経・経済図書文化賞)、『自由と秩序』(中公叢書、2001年、読売・吉野作造賞)、『文芸にあらわれた日本の近代』(有斐閣、2004年、桑原武夫学芸賞)、『戦後世界経済史』(中公新書、2009年)などがある。

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