誰もヒロインの名を知らない

ボンド・ガールからヒッチコックの名作へ、さらにP・K・ディックをめぐって、闘いと和解を主導する女たちの神話的な力を、縦横に論じる気鋭の映画論集。

誰もヒロインの名を知らない
  • シリーズ:単行本
  • 1,980円(税込)
  • Cコード:0074
  • 整理番号:
  • 刊行日: 1987/05/22
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:四六判
  • ページ数:284
  • ISBN:4-480-87107-1
  • JANコード:9784480871077

この本の内容

ボンド・ガールからヒッチコックとミュージカルの名作へ、さらにP・K・ディックのSFへめぐって、闘いと和解を主導する女たちの神話的な力を、物語のうちから汲み上げる気鋭の映画=評論集。

この本の目次

1 映画のなかの2人の女(ジェームズ・ボンドの女たち―ボンド・ガールからボンド・レイディへ
優しさと誠実と慎み―『レベッカ』をめぐって
ヒッチコックのホエア・オア・ホエン―『裏窓』と『めまい』をめぐって
ハイ・ヒールとトウ・シューズの惑乱―『バンド・ワゴン』をめぐって
戦争から戦いへ―生き残る女たち
ミステリー映画ベスト20)
2 物語が目ざめる時(愛しうる幻像―フィリップ・K.ディックをめぐって
目ざめ、叫び、走る―フィリップ・K・ディックをめぐって
井戸と耳―村上春樹をめぐって
アメリカン・パルプの香り―アメリカ文学と村上春樹
タルホ号、天に昇って一点へ―稲垣足穂の抽象的冒険)
3 映画の光線をあびて(『パリ、テキサス』または砂漠からの目ざめ
ヴィクトル・エリセの小さな世界
たゆたう光、グランド・ホテル―『ゴダールの探偵』をめぐって
長距離ランナーを撃つな!―大森一樹=吉川晃司をめぐる無駄話)

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