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単行本

大歌謡論

——流行歌100年の全体像

定価

6,376

(10%税込)
ISBN

978-4-480-87130-5

Cコード

0073

整理番号

1989/08/31

判型

A5判

ページ数

760

解説

内容紹介

クラシック、ジャズなどの外来音楽と日本の音楽的伝統の衝突によって成立した近代音楽としての歌謡曲。その源流としての江戸芸能や明治の浪曲から戦後の都市下層音楽としてのブルース艶歌の誕生までの展開を、横浜=上海の港町を結ぶ都市軸、日本語の伝統的韻律論、大衆ナショナリズムへの洞察などを踏まえて縦横に論究する。二年半の歳月をかけた著者渾身の書き下ろし二千枚の巨篇。奇っ怪サイサイ節から女王美空ひばりの登場まで。

目次

奇っ怪なり、「サイサイ節」
近世日本語の洗練―新内と清元
MIKADO受難
ムギュの諸相―明治オノマトペ考察
かっぽれ
ハードが神―維新第二革命論者が見た東京の終り
通史的LPの検討―方法論
東京音頭の踊狂
昭和初年流行歌論
虎造節清水次郎長伝の分析
勝太郎節天保水滸伝の分析
雲右衛門義士伝全体想像
都々逸ブルース
歌謡曲タンゴ総論
「何日君再来」のドウエンデ
軍歌
坊主の評論―ねんねんころりよ
リンゴ王朝秘史―闇市のメロディ
昭和22年歌謡曲論
ブギウギから艶歌への転換―ひばりテーゼ
植木等異説―戦後森の石松主義の揚棄
How Deep Is The 古賀メロディ

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