ピカソからゲルニカへ

絵画の歴史に画家自身の絶えざる変貌の歩みを交わらせ、技法、図像学、精神分析、神話、科学技術やマス・メディアの影響など多様な面から、作品生成の跡を探る。

ピカソからゲルニカへ
  • シリーズ:単行本
  • 3,193円(税込)
  • Cコード:0071
  • 整理番号:
  • 刊行日: 1990/04/18
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:A5判
  • ページ数:196
  • ISBN:4-480-87148-9
  • JANコード:9784480871480

この本の内容

ピカソはすでに有名な画家として、1937年パリ万博スペイン館を飾る作品制作を依嘱されていた。その年4月、ナチスによるゲルニカ爆撃。これがピカソのテーマとなった。現代史の一事件―史上初めての非線闘員に対する非道に組織的攻撃―に対する憤激がきっかけであることは確かだ。どのように『ゲルニカ』は生まれたのか。絵画の歴史とピカソの絶えざる変貌を歩みとの両面から、絵画の術法、図像の伝統的意味、精神分析、神話、科学技術、マス・メディアの現代的意味…著者は多様な手段でこの絵の分析を試みる。

この本の目次

序章
第1章 新聞はジャングルだ
第2章 黒板の上の白い数字
第3章 狼!狼!
第4章 罪人イカロス
第5章 もの言わぬパブロ
エピローグ

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