シリーズ・全集
地べたから考える
─世界はそこだけじゃないから
ブレイディみかこ
著
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最悪の経済不況と社会不安のなか、ローズヴエルトのニューディール政策はアメリカ国民にどのような勇気と希望を与えたのか。ゼネラル・モーターズの4万人ストに始まる産業闘争の一方、エンパイア・ステート・ビルの完成、流線型の流行による産業デザインの成立、写真雑誌『ライフ』創刊とカメラ・ブームなど、復興の兆しが見える。また国民を歴史のなかに逃避させて『大地』『風と共に去りぬ』がベストセラーになり、ウォルト・ディズニーのファンタジーの世界やベニー・グッドマンのスウィングに熱狂するが、やがて戦争の影がしのびよる…。
1章 プレリュード―1929年9月3日
2章 “繁栄”の退場
3章 下降、下降、また下降
4章 政権の交代
5章 ニューディールのハネムーン時代
6章 社会風潮の変化
7章 改革―それから回復か?
8章 農場が吹きとんだ
9章 はれやかな勝利の声
10章 ペンとカメラに映ったアメリカの暗黒面
11章 摩擦と景気後退
12章 戦争の影
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