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定価

726

(10%税込)
ISBN

978-4-480-05713-6

Cコード

0295

整理番号

113

1997/06/19

判型

新書判

ページ数

240

解説

内容紹介

物語とは何か。世界のうえに表象として燦然と姿をあらわす大きな「物語=レシ」の影に隠されて、日本語として物語は、その意味をあらためて問いなおされることがない。だが、『源氏物語』や『今昔物語』などの物語を称する文学の誕生以前に、フルコトとモノガタリという二つの種類の叙術があったのだとすれば、物語の意味は決して自明な事柄でなくなる。『古事記』『古語拾遺』『歌経標式』などの文献に分け入り、物語文学を支える多様な系の一つの「フルコト」の発見を通して、物語の起源を探究するスリリングな論考。

目次

序章 フルコトの発見
第1章 フルコトとは何か―その学説史
第2章 フルコトの時代設定
第3章 フルコトの引用
第4章 うたのフルコト
第5章 フルコトと『古事記』
第6章 コト、コトノモト
第7章 「語る」とはどういう行為か
第8章 カタリゴト、語部
第9章 モノガタリ
第10章 物語文学はじまる

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