ちくま新書

日本経済の死角
─収奪的システムを解き明かす
河野龍太郎
著
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江戸時代に日本の経済は発展を遂げた。その発展を支えたのが「大坂商人」と呼ばれるビジネス集団である。では、なぜかれらが経済成長の立役者となりえたのか―。その答えは大坂商人の経営思想に見出すことができる。かれらは権力に頼ることなく、自身の才覚によって商売をおこした。つまり、イノベーションを基本思想としていたのである。本書では、大坂豪商家の系譜を辿り、歴史がいかに商業経済の発展とともに変遷してきたかを解説する。
序章 大坂商人の気質とその起こり
第1章 大坂商人が生きた世界
第2章 黎明期の大坂商人たち
第3章 元禄時代と大坂商人の多様化
第4章 低成長時代の大坂商人
第5章 大坂商人が生み出した文化
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