この本を読むこともなく、私は大学新卒以来勤務した会社を56歳で引退しました。今、この本に遭遇し、あらためて自分の選択は大正解であったと再確認することが出来ました。私も商社に勤務していたのですが、高齢の母親の問題もあり、海外転勤を拒否せざるを得なかったことが大きな一因になりました。退職金等条件面で、私が在社した会社の場合は56歳がベスト。現在個人事業を開業し、適当に引退生活を楽しんでいます。在勤最後の二年間が本書にも書かれている準備期間となり、資産もある程度形成することに繋がりました。サラリーマン時代はどうしても怠りがちな資産運用に関しても時間が十分に取れ、改善出来ています。
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内容紹介
わが国の経済は低迷を続けている。多くの企業が、人員整理、賃金カットなどのリストラを敢行、中高年の雇用は悲惨な状況だ。特に、五十五歳以降の人たちに対する処遇は厳しい。多くのサラリーマンにとって、ローンや子供の教育が一段落するこの年齢。しかし年金はもはやあてにできない。本書は、かつて余生だった五十五歳以降を、高度成長期の単線?E単眼的な捉え方でなく、寿命八十歳時代をベースとした人生再構築期とし、さまざまな角度から「五十四歳引退」を提唱する。中高年にあらたな挑戦を呼びかける静かな革命の書。
目次
第1章 なぜ五十四歳引退なのか
第2章 戦えないジャパニーズ・ビジネスマン―ピカピカでなかった国際人
第3章 五十四歳引退の決意とタイミング―五十歳引退のはずが…
第4章 引退して何をすればいいか―的を絞るのは得策か?
第5章 まずは自分探し―「自分探し」は「自分晒し」から
第6章 めざせ海外駐在員―日本で得られないものを得る
第7章 個人力の磨き方―サラリーマンだからこそできること
第8章 引退準備としての転職―大転換の前の小転換
第9章 引退に向けての周辺強化―セーフティネットは自分で張ろう
第10章 五十四歳までに引退しよう―最後の本音のメッセージ
この本への感想
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