ちくま新書
リサーチ・クエスチョンとは何か?
佐藤郁哉
著
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今、こころが危ないと指摘する声が増えている。こころの病は、成長しようとする自己が殻を破るときに現れる症状のことだ。だから病を治癒しようと外からこころにかかわるのでなく、相手との関係の中に入ってゆくことが大事なのだ。カウンセラーがクライエントを指導するのでなくこころの交流を通じてこそ癒しは得られる。毎月一五〇人以上のクライエントの相手をしている開業臨床心理士が、傷ついたこころを癒す理論と技法をドキュメンタリー形式で公開する。
第1章 ドキュメント・カウンセリング(カウンセリング(心理療法)とは何をすることか
カウンセリングの始まり ほか)
第2章 こころの病について考える(精神医学と臨床心理学
生物学的な立場から考えると ほか)
第3章 こころとは何か(フロイトとユング
ユングの「こころの理論」 ほか)
第4章 こころが癒されるとは(セラピストの想像活動と変容性逆転移
統合失調症の症例 ほか)
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