ちくま新書

日本経済の死角
─収奪的システムを解き明かす
河野龍太郎
著
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一見考え抜かれた商品名なのに、消費者に覚えてもらえないものがある。その一方、自然発生的に生まれ、決して心地いいものではないのに、世代を超えて浸透してゆくことばがある。その違いは一体何か?ことばには意味だけではなく、意味のまわりを包み込む「表情」や「情緒」がある。私たちはことば聞くとき、そうした表情や情緒を、意味より速く受け取っているのだ。本書では、ことばの音を科学的かつ精緻に分析したうえで構築された「音相理論」を紹介しながら、語音の魅力を解き明かす。
第1章 感じることば、消えてゆくことば(ことばは生きている
「ガングロ」は残り、「E電」は消えた ほか)
第2章 これで十分、音相理論入門(ことばの表情をどう伝えるか
音相理論ができるまで ほか)
第3章 ブランドの価値は音相が決める(名前が商品に命を入れる
優雅な有声音、明るい無声音 ほか)
第4章 音相は人の心をとらえるプリズム(越後湯沢で「雪国」の魔法を解く ほか)
第5章 「音相」達人への道(人気女子アナ五十人の「音相」能力を採点
気品ある話し方、受け方の極意 ほか)
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