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ちくま新書

<ぼく>と世界をつなぐ哲学

定価

792

(10%税込)
ISBN

978-4-480-06175-1

Cコード

0210

整理番号

475

2004/06/07

判型

新書判

ページ数

240

解説

内容紹介

グローバリゼーション、IT革命、ボーダーレス化によって、私たちの社会は深刻で劇的な変化を遂げつつある。これまでの枠組みはほとんど無効になりつつあるが、新たな座標軸はまだ見出せていない。本書では、「アイデンティティ」「言語」「他者」「共同体」など身近な問題意識に沿って哲学者たちの仕事の軌跡とその到達点を整理し、不透明な時代の〈ぼく〉について考える。哲学史の中のさまざまな試みを手がかりに、素朴で根源的な問いにこたえる異色の入門書。

目次

第1章 アイデンティティの迷宮
第2章 記憶の思想史
第3章 言語と独我論
第4章 言語の起源
第5章 他者と相互承認
第6章 他者の異貌
第7章 共同体と友愛
第8章 共同体の内と外から

著作者プロフィール

中山元

( なかやま・げん )

中山 元(なかやま・げん):1949年生まれ、東京大学教養学部教養学科中退。哲学者・翻訳家。哲学サイト「ポリロゴス」を主宰。『戦争の思想史』『〈他社〉からはじまる社会哲学』(平凡社)、『フロイト入門』(筑摩選書)、『思考の用語辞典――生きた哲学のために』(ちくま学芸文庫)、『フーコー入門』『高校生のための評論分キーワード100』(ちくま新書)、『わたしたちはなぜ笑うか――笑いの哲学史』(新曜社)などの著書のほか、アレント『責任と判断』、『メルロ=ポンティ・コレクション』、カント『純粋理性批判』1-3、など多くの翻訳書がある。最近でも数々のアンソロジーを編むなど八面六臂の活躍。

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