ちくま新書

日本経済の死角
─収奪的システムを解き明かす
河野龍太郎
著
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評価が大事だということは分かるが、正直言って、される方もする方も、少々、しんどい。それが多くの人の本音かもしれない。それでも、本書は、「評価」を前面に出すことにした。そのことで、これまでの日本の教育システムのあいまいな部分や甘い部分を、いったん振り出しに戻してみる。その上で、学校評価を学校・生徒・保護者・地域コミュニティのあいだの情報共有プロセスとして捉え、そのデザインと具体的な実践ツールを提示する。教育改革・学校改革にたしかな羅針盤を提供する、これまでにない一冊。
第1章 学校評価の考え方(「与えられた学校」から「みなで作る学校」へ
教育改革の潮流と学校評価 ほか)
第2章 イギリスとアメリカの学校評価(データから何が見えるか
北風と太陽 ほか)
第3章 評価システムのデザイン(「統一テスト」と「自己診断」
三つのソリューション ほか)
第4章 評価システムのツール(コモンズ型学校評価システム
地域ニーズをどう把握するか ほか)
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