ちくま新書

日本経済の死角
─収奪的システムを解き明かす
河野龍太郎
著
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いまや、数千億円ともいわれる「オタク」市場。経済界も一般メディアも、もはや無視できない存在となった「萌え」の世界。ではなぜ、オタク男たちは二次元のキャラクターに「萌え」るのか。そもそも「萌える」という行為にはどういう意味があるのか。「萌える」男に純愛を求める者が多いのはなぜなのか。こうした疑問に、現代社会論とジェンダー論、そして実存の観点から答える、本邦初の明快な解説書。
第1章 萌える男は正しい
第2章 萌えの起源―現実世界における恋愛の限界と恋愛資本主義
第3章 萌えの心理的機能
第4章 萌えの社会的機能
第5章 萌えの目指す地平―家族の復権
第6章 萌えない社会の結末―家族の解体
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