ちくま新書

日本経済の死角
─収奪的システムを解き明かす
河野龍太郎
著
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どうせ食事をするならばおいしいものが食べたい。しかし、どういうものが「おいしい」のだろう?栄養があるもの?食べなれているもの?あるいは高価なもの?「おいしさ」というのは、実は生理的、あるいは文化的な数々のファクターが組み合わさったきわめて複雑な現象なのである。本書では、多様なレベルの考察を通して、その正体を追求し、その中でも、現代人にとって、もっとも重要な「情報のおいしさ」の構造とその行き過ぎを考える。
第1章 「情報」は最高の調味料(神社の清めの水
鍋で下着を洗う女 ほか)
第2章 四つの「おいしさ」(おいしさの四本柱
その一・生理的なおいしさ ほか)
第3章 おいしさの生理メカニズム(おいしさ研究の最前線
味の信号は舌から延髄へ ほか)
第4章 現代人の食べ方(本能から見た辛味ブーム
ラーメンブームにも本能の影がちらつく ほか)
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