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ちくま新書

騙すアメリカ 騙される日本

定価

902

(10%税込)
ISBN

978-4-480-06277-2

Cコード

0231

整理番号

571

2005/12/05

判型

新書判

ページ数

288

解説

内容紹介

自衛隊のイラク派遣、北朝鮮問題への対応、道路公団や郵政民営化に代表される「改革」の進展、皇室典範や憲法をめぐる改正論議、不良債権処理と景気回復の名の下に進められた日本型雇用の崩壊―日本が場当たり的な対応を重ねるあいだに、かつて「超合金」と言われた日本システムは根こそぎ変えられつつある。日本の「国富」に狙いを定めたアメリカの国家戦略は、対日「年次改革要望書」を通じて密かに、そして着実に現実のものとなっている。アメリカによる対日支配の実態はどうなっているのだろうか。外務官僚としての体験も踏まえつつ、覇権構造の中の自立の可能性を探る。

目次

第1章 米国の国家戦略と日本の「知識人」
第2章 消えた「日米貿易戦争」
第3章 アジア通貨・経済危機の真相
第4章 決定打としての「IT革命」
第5章 悪魔の契約
第6章 日本の「逆襲」

著作者プロフィール

原田武夫

( はらだ・たけお )

1971年生まれ。1993年東京大学法学部を中退し、外務省入省。ベルリンでの在外研修、西欧第一課、大臣官房総務課を経て、2005年3月、北東アジア課北朝鮮班長を最後に自主退職。その後、独立系シンクタンク・原田武夫国際戦略情報研究所を設立し、代表に就任。著書として『北朝鮮外交の真実』(筑摩書房)、『劇場政治を超えて』『騙すアメリカ 騙される日本』(いずれも、ちくま新書)、『「日本叩き」を封殺せよ』(講談社)、『仕掛け、壊し、奪い去るアメリカの論理』(ブックマン社)、『「日本封じ込め」の時代」(PHP新書)などがある。

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