山田史生
( やまだ・ふみお )1959年福井県生まれ。東北大学文学部卒業。同大学大学院修了。博士(文学)。現在、弘前大学教育学部教授。著書に、『受験生のための一夜漬け漢文教室』(ちくまプリマー新書)、『日曜日に読む『荘子』』『下から目線で読む『孫子』』(ちくま新書)、『門無き門より入れ 精読「無門関」』(大蔵出版)、『もしも老子に出会ったら』(光文社新書)、『脱世間のすすめ』(祥伝社)ほか。
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『論語』といえば古典のなかの古典。泣く子も黙る儒教の聖典にして、道徳の一大体系である。そんな常識を捨てて虚心に向かうと、また別の読み方もできるみたい。凡庸な人間が、このありふれた日常を、楽しくかつ自分らしく生きるために、ほんとうのところ何が必要か、「ふつうの人間」である孔子は、そんなことを説いている(ように読める)のだ?B再入門にもぴったり。肩の力を抜いて読む、等身大の自由訳『論語』。
第1章 いい加減できりあげる(ウソをつくのも楽じゃない
とりあえずやってしまおう ほか)
第2章 遊びごころを忘れない(好きだったらムダじゃない
いま遊べるならいま遊ぼう ほか)
第3章 ひとの目を気にしない(自分のツボはなんだろうか
むやみに目立ちたがらない ほか)
第4章 マンネリズムは楽しい(新しいものに飛びつかない
こんなワタシにだれがした ほか)
第5章 ほんとうに大切なもの(自然の流れに身をまかせる
とにかく老人をうやまおう ほか)
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