友岡賛
( ともおか・すすむ )慶應義塾幼稚舎等を経て慶應義塾大学卒業。慶應義塾大学助手等を経て慶應義塾大学教授。博士(慶應義塾大学)。専門は財務会計論。会計の歴史に精しく、会計史関係の著書等多数。本書のような一般向けの著書には『株式会社とは何か』(講談社現代新書)、『会計の時代だ-会計と会計士との歴史-』(ちくま新書)、『六本木ママの経済学』(中経の文庫)などがある。
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近年、ビジネス教養のひとつとして脚光を浴びている会計学だが、これを勉強しようと思うと、その退屈さに音をあげたくなる。けれども、その「歴史」を追ってみると、ひょっとしておもしろく会計を学べるかもしれない。「複式簿記」「期間計算」「発生主義」など会計学の重要概念誕生の経緯から、「会計士」がどんな仕事をこなし、どんな社会的地位を占めてきたのかまでを辿り、会計だけでなく、株式会社や資本主義社会の問題を考え直すにも格好のテキスト。会計の勉強がイヤになった人もどうぞ。
第1章 会計とはなにか、会計の歴史をどうみるか
第2章 複式簿記
第3章 期間計算
第4章 近代会計の成立環境
第5章 発生主義
第6章 会計プロフェッションの生々
第7章 近代会計制度の成立
補遺 会計はつまらない―会計史の意義(?)
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