斎藤慶典
( さいとう・よしみち )1957年横浜生まれ。慶応義塾大学文学部卒業。同大学院文学研究科博士課程修了。哲学博士。慶応義塾大学文学部哲学科教授。専攻は、現象学、西洋近・現代哲学。思考の可能性を徹底的に問う営みを続けている。著書に『思考の臨界』『力と他者』『心という場所』(以上、勁草書房)、『フッサール 起源への哲学』『レヴィナス 無起源からの思考』(以上、講談社選書メチエ)、『デカルト』『デリダ』(以上、NHK出版)などがある。
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哲学とは、「考えること」以外の何ものでもない。あなたが、世界に対して、「どうして?」という問いを発したとき、すでにそれははじまってしまっているのだ。答えの答え、根拠の根拠、意味の意味、ふだんの生活の中で、あるいは科学の営みの中で、「打ち切り」になっている問いをどこまでも徹底して考え抜いたとき、世界が、存在が、時間が、真理が、そして「私」が、あらたに驚きの相のもとに現れてくるだろう。「入門」ではない「哲学そのもの」へと直接導く案内書。
第1部 思考(当惑
問い
哲学
形而上学)
第2部 世界「すべて」(存在
時間
私
真理
場所)
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