金川欣二
( かながわ・きんじ )1952年富山県生まれ。東京教育大学文学部大学院修士課程修了。国立富山商船高等専門学校教養学科教授。専門は言語学・記号論・表象文化論。著書には『おいしい日本語――大人のための言語学入門』(出版芸術社)、『ライ麦畑のキャッチボール――しなやかな教育をめざして』(子どもの未来社)など。
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ビジネスマンや学者に限らず、発想の転換は誰にも必要。夕飯の献立もデートの会話も、マンネリにならないように機転を利かせることで楽しくなる。発想は新鮮に生きるための文法だ。歴史上の大発明も日常の小さな発見も、大なり小なり型破りな視点から生まれるけれど、人は誰かに意味づけられた記号によって話し行動する。言語の「正しさ」に振り回されると、ありきたりな考え方しかできなくなってしまう。つまり言葉の限界が発想の限界なのだ。そこで―。“笑う言語学”による「創造的なひらめき」を得るためのヒント集。
第1章 発想を妨げるもの(発想はいつでもどこでも必要
発想の現場から ほか)
第2章 言語を反省する(「共有」のためのコミュニケーション
「構造主義者」ソシュール ほか)
第3章 たった一つの「正解」で満足?(真理は一つもない
コンテクストで意味が変わる ほか)
第4章 果報は寝て待て(別解を求めて
セレンディピティとひらめき ほか)
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