子どもをナメるな ─賢い消費者をつくる教育
さよなら! モラル教育。
重要なのはモラルよりも損得感覚。正しい消費者を作ることが義務教育の目的だ。教育問題の本質を鮮やかに示し、理念から各教科の具体的なあり方までを論じる。
- シリーズ:ちくま新書
- 770円(税込)
- Cコード:0237
- 整理番号:697
- 刊行日:
2007/12/05
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:新書判
- ページ数:224
- ISBN:978-4-480-06397-7
- JANコード:9784480063977
- 在庫 ×
義務教育の目的は、賢い消費者を作ること。賢い消費者とは、テストでいい点をとる人でもなく、頭の回転が早い人でもない。自分の人生を自分でデザインできる人間のことなのだ。また、社会をよくするのも、まずは各々の消費者としての教養にかかっている。「道徳よりも損得を教えよ」から各教科の効果的な教え方まで。日本の教育問題の本質を鮮やかに示し、あわせて処方箋を提示する。
第1章 義務教育の役割(「教育のニーズ」…って何?
社会もよくする消費者教育)
第2章 子どもをナメるな!(モラルより損得で
「コスト」のことを教えよう)
第3章 すべての学科は「役に立つ」(数学で世の中がわかる
「伝達力」は国語から
社会科で平和の価値を知る
理科で自然とうまく付き合う
英語はまず聞くことから
芸術も体育も消費者教育
個人のための家庭科)
第4章 これからの社会、これからの教育(今こそ個人尊重を
徳育より宗教教育
「恋愛」は立派な学科
「自立」とは何だろうか)
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