高校生のための精神分析入門

清田 友則

性は心に
どのような影響を
与えるのか?

思春期には、なぜ特有の「生きづらさ」がつきまとうのだろうか? 苦悩と性の問題は、どのように解釈されるのか。精神分析の捉え方を、フロイトに戻って解説する。

高校生のための精神分析入門
  • シリーズ:ちくま新書
  • 814円(税込)
  • Cコード:0211
  • 整理番号:749
  • 刊行日: 2008/10/06
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:240
  • ISBN:978-4-480-06453-0
  • JANコード:9784480064530
清田 友則
清田 友則

キヨタ トモノリ

1962年福岡県生まれ。上智大学文学部卒業。九州大学文学部およびインディアナ大学英文学部の両修士課程を経て、カリフォルニア大学サンディエゴ校比較文学科博士課程修了。文学博士(Ph。D.)。専攻は、精神分析学、比較文学。終わりなき成熟社会の中で、満たされえない欲望を抱えて生きてゆく若い人たちに、思想の力は退屈な日常や物欲とどう向き合えるのかを問い、ともに考え続けている。名古屋芸術大学美術学部助教授を経て、現在、横浜国立大学教育人間科学部メディア研究講座准教授。著書に『絶望論??〈知〉と物欲の不良債権処理』(晶文社)ほか。

この本の内容

思春期には、自分の「生きづらさ」を、とかく自身の内面に追求してしまう傾向がある。それゆえ精神分析は、いつの時代にも、悩める若者たちに必要なツールとして迎えられてきた。フロイトや精神分析については、多くの論者がさまざまに論じてきたが、精神分析的なものの見方への興味関心は尽きることはない。臨床心理士をめざす人にも必須の一冊。

この本の目次

第1章 ほんとうに精神分析を勉強するつもりなんですか!?
第2章 セックスと精神分析ってそもそも両立するものなんですか?
第3章 ママとセックスしたい!?―エディプス・コンプレックス(1)
第4章 男根とは「鉄人28号」のリモコンである―エディプス・コンプレックス(2)
第5章 去勢不安の正体―エディプス・コンプレックス(3)
第6章 ナルシストは男根をもたない
第7章 パパは何でも知っている(もちろん女性の性愛についても)!
第8章 ぼくがお父さんでお父さんがぼくだったら…

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