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定価

858

(10%税込)
ISBN

978-4-480-06488-2

Cコード

0236

整理番号

787

2009/06/08

判型

新書判

ページ数

272

解説

内容紹介

人殺しのニュースが報じられない日はない。残忍な殺人鬼が、いつ自分や自分の愛する人に牙を剥くか。治安の回復は急務である、とする声がある。しかし、数々の事件を仔細に検証すると、一般に叫ばれる事態とは異なる犯罪者の実像が浮かび上がる。では、理解不能な凶悪な事件を抑止するために、国はどのような対策を講じているか。そして日本の安全神話はどうして崩壊してしまったのか。さらに、刑罰と出所後の生活、死刑の是非、裁判員制度の意義まで。

目次

第1章 殺人事件の諸相(日本は殺人が多いか
心中 ほか)
第2章 捜査、刑務所生活、そして出所後(捜査
完全犯罪あるいは闇に消える事件 ほか)
第3章 ひとを殺すとはどういうことか(被害者は誰か
遺族の辛さ ほか)
終章 社会的大転換の裁判員制度(まとめとして
裁判員制度と今後の日本の刑事司法 ほか)

著作者プロフィール

河合幹雄

( かわい・みきお )

1960年生まれ。京都大学大学院法学研究科法社会学専攻博士課程修了。現在、桐蔭横浜大学教授。専門は法社会学。著書には『安全神話崩壊のパラドックス-治安の法社会学』(岩波書店)。共著には『法の臨界Ⅱ秩序像の転換』(東京大学出版会)、『体制改革としての司法改革』(信山社)、訳書に『司法が活躍する民主主義――司法介入の急増とフランス国家のゆくえ』(頸草書房)などがある。

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