軸丸靖子
( じくまる・やすこ )宮崎県出身。医療ライター。南日本新聞社会部記者として介護保険制度開始を担当した経験からヘルス・コミュニケーションに関心を持ち、米国留学。2004年5月、米コロンビア大学公衆衛生大学院修士課程修了。帰国後は医学・医療全般に関する取材・編集活動を続けている。日本医師会総合政策研究機構研究員、医学週刊誌「MedicalTribune」編集部、インターネットニュース「OhmyNews」編集部を経てフリー。
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産科医が自らを語るのに使う枕詞がある。絶滅危惧種―。保護してももう手遅れ、産科医が日本から消えるのを止めることはできない、という自嘲の言葉だ。医師も産める場所も激減した背後でお産難民や妊婦“たらい回し”などが急増している。そして、激務に喘ぐ新生児科。少子化の危機が叫ばれるいま、周産期医療の現場では、何が起こっているのか。これから産み、育てる私たちはいったい何ができるのか。
プロローグ 周産期医療の現実
第1章 産み場所はなぜ消えるのか
第2章 増える「危うい」妊娠
第3章 増える「困った」妊婦
第4章 逃げ出す医師たち
第5章 被災地・NICU
第6章 助産師は時代の救世主か?
第7章 安心して産むために
エピローグ 絶滅危惧種
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