斎藤成也
( さいとう・なるや )1957年生まれ。国立遺伝学研究所教授。総合研究大学院大学生命科学研究科遺伝学専攻教授、東京大学大学院理学系研究科生物科学専攻教授を兼ねる。日本学術会議会員。著書に『DNAから見た日本人』(ちくま新書)、『ゲノム進化学入門』(共立出版)、『自然淘汰論から中立進化論へ』(NTT出版)などがある。
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19世紀の知の巨人、チャールズ・ダーウィン。自然淘汰論による進化論を提唱し、生物学だけでなく、現代思想にも大きな影響をあたえた。ダーウィンはどんな時代を生き、何を考え、私たちに何を遺したのか。ルネッサンスから現代までの進化学説史の緊張関係にわけいり、「ヒト」の観念がどのように変わってきたのかをたどる。ダーウィンの功績と限界を審判し、最先端の進化学が切り拓いた地平を展望する生物学の入門書。
第1章 ダーウィンとその時代
第2章 ダーウィン以前の生物学
第3章 ダーウィンの進化論
第4章 ダーウィンが研究した他の分野
第5章 ダーウィンの世界観
第6章 ダーウィニズムの変転
第7章 淘汰論から中立論へ
第8章 現代生物学におけるダーウィン
付録 生物進化に関する基礎概念の解説
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