松本晃明
( まつもと・てるあき )静岡県精神保健福祉センター所長。1990年浜松医科大学医学部卒業。浜松医科大付属病院精神神経科などでの研修を経て、1998年より静岡済生会総合病院精神科(科長)に勤務。2004年4月より現職。著書に『自殺予防の実際』(共著、永井書店)、『日本医師会 かかりつけ医うつ病対応力向上研修会講演記録集』(共著、日本医師会)。
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一九九八年以来、日本における年間自殺者数は三万人を超える状態が続いている。なかでも中高年男性の割合が非常に高く、うつ病を患っていたケースが多い。この状況に対し、身近なところからできる、うつ・自殺予防対策として打ち出されたのが「富士モデル事業」である。静岡県富士市で始まったこの試みは、自殺への防波堤になりうるだけでなく、地域の活性化にもつながるものだ。活動の中心にいる精神科医が、“睡眠”に着目した取り組みの実際を詳述する。
序章 パパ、ちゃんと寝てる?
第1章 不眠とうつ病
第2章 働き盛り世代の自殺
第3章 不眠二週間はうつのサイン―富士モデル事業
第4章 富士モデル事業までの道
第5章 家族の幸せ、社会の幸せ
第6章 働き盛り世代の健康と命を守る
第7章 全国への広がり
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