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ちくま新書

お買い物の経済心理学

——何が買い手を動かすのか

定価

858

(10%税込)
ISBN

978-4-480-06625-1

Cコード

0233

整理番号

921

2011/09/05

判型

新書判

ページ数

256

解説

内容紹介

われわれがモノを買う現場には様々な仕掛けが張りめぐらされている。お客の財布のひもを緩めるべく、心理学を駆使した売り手の努力がそこにはある。他方、買い手が商品の購入を決めるとき、値段についてどのような判断が働いているのか。本書は、売買における両者の駆け引きの内実を多面的に掘り下げるとともに、消費不況の時代にふさわしい折り合いの付け方を提案する。賢いお買い物をするためのヒントとなる一冊。

目次

旬と相場を天秤にかける
第1部 お値ごろ大好き―買い手のしあわせ(人生すべてバランス感覚
価格よりもお値ごろで選ぶ
値ごろ感の正体は二乗のお得感)
第2部 売るぞ・売れたぞ―売り手のしあわせ(買い物を誘う手練手管
決断させる説得術
現場の経済心理学)
第3部 売り手と買い手のガチンコゲーム(買い手の弱み―揺らぐ値ごろ感
売り手の弱み―値引作戦の落とし穴
値ごろ感が軸―進化する買い手と売り手)

著作者プロフィール

徳田賢二

( とくだ・けんじ )

1947年生まれ。一橋大学経済学部卒業。日本長期信用銀行、社団法人ソフト化経済センターを経て、現在、専修大学経済学部教授。専攻は流通経済論・地域経済論。消費者の視点に立った流通や街づくりの研究を続けている。著書に『おまけより割引してほしい』(ちくま新書)、『流通経済入門』『旅行』(ともに日本経済新聞社)、『こんな時代でも売る』(監修、小学館文庫)、『地域経済ビッグバン』(東洋経済新報社)、『現代地域問題の研究』(編著、ミネルヴァ書房)、『市民のためのコミュニティ・ビジネス入門』(編著、専修大学出版局)などがある。

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