若者が無縁化する ─仕事・福祉・コミュニティでつなぐ
貧困よりも、
厳しい現実
高校中退者、若者ホームレス、低学歴ニート、世の中から切り捨てられ、孤立する若者たち。社会に彼らをつなぎとめるために、現状を分析し、解決策を探る一冊。
- シリーズ:ちくま新書
- 858円(税込)
- Cコード:0236
- 整理番号:947
- 刊行日:
2012/02/06
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:新書判
- ページ数:224
- ISBN:978-4-480-06650-3
- JANコード:9784480066503
- 在庫 ×
若者が幸福なんて誰がいった!若者に関する議論が見落としている点、それは彼らが社会から見捨てられているという現実である。フリーター、ニートは、いまだ、甘えた若者と思われがちだが、それは幻想に過ぎない。高校中退し、アルバイトにさえ就くことができない。家族と離れ、路頭に迷い、ホームレスになる。どこに助けを求めてよいかわからず、孤立する。そのような若者の急増に対して、私たちはなにをなすべきか?若者の実態を明らかにし、彼らを孤立させない方法を提示する。
第1部 追いやられる若者たち(抜け出せない貧困
働きたくても、働けない
崩壊する若者の生き方)
第2部 若者と労働を問いなおす(若者を包摂する雇用政策
働くためのゆるやかなステップ
いま若者にとって自立とは何か?)
第3部 解決への道(システムとコミュニティで包摂できる環境へ
若者にとっての生活保障の再検討)
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