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ちくま新書

ヒトは一二〇歳まで生きられる

——寿命の分子生物学

定価

814

(10%税込)
ISBN

978-4-480-06662-6

Cコード

0245

整理番号

958

2012/05/07

判型

新書判

ページ数

208

解説

内容紹介

ヒトは最大一二〇年間生きられることが長寿者の調査と分子生物学の研究で明らかになってきた。寿命に深く関与する染色体の「テロメア」と「ミトコンドリア」の不思議や、免疫、分子修復、再生などの機能で守られた精緻な人体メカニズムをわかりやすく解説。その機能を十分に生かして一二〇歳という寿命をまっとうするライフスタイルを提案する。また昨今注目されているサーチュイン長寿遺伝子説の真偽や、iPS細胞による再生医療など、最新の話題も交えて寿命の限界を解説する

目次

第1章 寿命とは何か
第2章 寿命時計テロメア
第3章 カロリー制限で寿命がのびる?―サーチュイン長寿遺伝子説の真偽
第4章 寿命を支える―免疫機能と生体防御
第5章 遺伝子を守る―放射線や酸化ストレスとの闘い
第6章 がんを避ける
第7章 再生機能と再生医療
第8章 寿命をのばすライフスタイル

著作者プロフィール

杉本正信

( すぎもと・まさのぶ )

1943年生まれ。東京大学大学院薬学系研究科博士課程修了。薬学博士。専門は細胞生物学。国立予防衛生研究所主任研究官、ハーバード大学医学部研究員、ジーンケア研究所副所長などを務め、感染免疫研究やワクチン開発、老化遺伝子の研究に取り組む。現在、サイエンス・ライター。著書に『人は何歳まで生きられるか』(新書館)、『細胞寿命を乗り越える』(共著、岩波書店)、『分子構築――遺伝子工学入門』(共著、講談社)、『エイズとの闘いⅡ』(東京化学同人)、『老化と遺伝子』(共著、東京化学同人)などがある。

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