小林英夫
( こばやし・ひでお )1943年生まれ。早稲田大学大学院アジア太平洋研究科教授。早稲田大学日本自動車部品産業研究所所長。主な著書に『戦後アジアと日本企業』(岩波新書)、『産業空洞化の克服』(中公新書)、『アジア自動車市場の変化と日本企業の課題』(社会評論社)などがある。
loading...
ものづくりの雄、トヨタ。わが国の製造業が総崩れのなかで、ひとり気を吐いているかにみえる。しかし、その優位性が、いま揺らいでいる。超円高の長期化、北米市場での競争力低下、新興国市場での苦戦など、いくつかの不安が見え隠れしているからだ。対照的に、驚異的な躍進を続けているのが、韓国の現代自動車。新興国市場では圧倒的な強さを誇り、生産台数でトヨタを追い越さんとしている。トヨタの栄華はピークを過ぎたのか?現代が躍進した秘密はどこにあるのか?日韓の間で起きている大変化を分析する。
プロローグ 躍進する韓国企業
第1章 韓国企業の底力
第2章 日韓自動車産業発展史
第3章 世界市場での日韓自動車戦争
第4章 マーケティング戦略の優劣
第5章 開発システムの優劣
第6章 部品供給システムの優劣―デンソーVS現代MOBIS
エピローグ トヨタは現代に敗れるのか
本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。